@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000105, author = {小林, 浩 and KOBAYASHI, Hiroshi and 井田, 若葉 and IDA, Wakaba and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko and 川島, 吉良 and KAWASHIMA, Yoshiro}, issue = {3}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Mar}, note = {正所子宮内膜細胞と子宮腺筋症より得られた異所子宮内膜細胞を腺管上皮細胞と間質細胞に分離, 培養し, それぞれの細胞からのCA125産生を比較した。CA125産生に関しては細胞膜上へのCA125の発現と培養液中への分泌について検討した。腺管上皮培養細胞からは, 細胞の対数増殖期よりも定常期にCA125産生の亢進を認め, 異所子宮内膜腺管上皮培養細胞 (異所腺管) は正所子宮内膜腺管上皮培養細胞 (正所腺管) に比べ, 定常期に約9倍のCA125を分泌した。一方, 間質細胞からのCA125産生は認められなかった。Flow cytometryを用い, CA125とDNAの二重染色を行った結果, CA125産生は細胞周期により変動し, G0/G1期に著明であった。しかし, 正所および異所腺管の両者において, 細胞の対数増殖期と定常期で細胞表面に発現されるCA125抗原量には量的相違は観察されなかった。培養液中のCA125を精製し, SDS-PAGE, Western blotを行った結果, 正所腺管と異所腺管とではCA125の分子量が一部異なり, 正所腺管からは200 KDaの単一のバンドが, 異所腺管からは200 KDaと110 KDaの二つのバンドが確認され, 110 KDaのCA125が異所腺管にのみ認められた。CA125抗原決定基の生化学的検討の結果, 110 KDaのCA125は高分子CA125と同様に蛋白質 (peptide) であった。以上より, 子宮腺筋症における高CA125血症は定常期の異所腺管からのCA125分泌亢進により起こっていることが推定され, 110 KDaのCA125を効率よく測定できれば子宮腺筋症の血清診断が可能である。}, pages = {303--309}, title = {正所および異所子宮内膜腺管上皮培養細胞からのCA125産生に関する基礎的検討}, volume = {44}, year = {1992} }