@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000109, author = {小林, 浩 and KOBAYASHI, Hiroshi and 住本, 和博 and SUMITOMO, Kazuhiro and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko and 川島, 吉良 and KAWASHIMA, Yoshiro and 岡田, 和親}, issue = {2}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Feb}, note = {卵巣癌患者早期発見のための血清学的診断として Cancer antigen 125 (CA125), Tissue polypeptide antigen (TPA), Ferritin (Fr), Carcinoembryonic antigen (CEA), Alpha fetoprotein (AFP), Sialyl Le^x-i (SLX) の6種類の腫瘍マーカーを同時測定した.Combination assayにおける偽陽性率及び偽陰性率を低下させるため, 数学的統計判別分析としてマハラノビス汎距離を使用した.この新「卵巣癌検診」を1988年から静岡県下で実施し, 現在 42,000検体以上の血清を処理している.このうち追跡可能であった23,307例の血清について調査し, 卵巣癌患者早期発見のための血清学的診断方法を検討した. 23,307例の血清のうち, 内診及び超音波検査による医師判定により485例が癌の疑いありと診断され, このうち245例は判別分析により癌と判定された.この245例中119例に実際に癌が確認されたが, 8例は見逃された.また, 医師により良性疾患と診断された 4,501例のなかにも, 28例に癌が発見され, 更に, 内診正常と診断された18,321例のうち, 10例に癌が発見された.結局, 新発生した165例の卵巣癌患者のうち医師判定 (内診及び超音波検査) により127例が癌を疑われ, 判別分析により150例が癌と判定された.すなわち, 医師判定により見逃された38例中31例に判別分析の結果癌が発見され, マハラノビス汎距離を用いた統計判別分析は卵巣癌発見のために有力な方法であり, 医師判定と判別分析は相補的な手段であった.}, pages = {174--180}, title = {卵巣癌患者早期発見のためのフィールドトライアル : 数学的統計処理 (マハラノビス汎距離) による癌患者の判別}, volume = {44}, year = {1992} }