@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000119, author = {成瀬, 寛夫 and NARUSE, Hiroo and 住本, 和博 and SUMITOMO, Kazuhiro and 金山, 尚裕 and KANAYAMA, Naohiro and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko}, issue = {7}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Jul}, note = {従来, 胎便吸引症候群 (MAS) の診断には臨床所見, 胸部X線撮影所見とともにUrinary Meconium Index (UMI) が用いられてきたが, UMIでは偽陽性率が高く, さらに精度の高い測定法の開発が必要であった. われわれはすでに405nmの励起光に対して580nmと630nmに螢光ピークを有するZn-コプロポルフィリン (Zn-CP) が胎便中に存在し, 一方620nmに螢光ピークを有するZnを含まぬコプロポルフィリン (CP) が胎児尿や羊水中に認められることを明らかにしてきた.新生児の尿中にZn-CPの580nmの螢光ピークを検出し, そのピークの螢光強度を測定することによりMASの診断が可能かどうか検討した.その際, 従来MASの補助診断として用いられてきたUMIを模して, 新しい指標Urinary Fluorescence Meconium Index (UFMI)=F_<580>-(F_<560>+F_<600>)/2 [F:螢光強度] を定義した.I群:出生時羊水混濁を認め, 明らかに臨床的にMASと診断された症例 (n=3), II群:臨床的にMASと診断されないが, 出生時羊水混濁を認めた症例 (n=18), III群:出生時羊水混濁を認めず, 臨床的にもMASと診断されない症例 (n=25) の3群の新生児より, 生後24時間以内に尿を採取し, UFMIおよびUMIを測定し, 比較検討した.測定の結果, UMI値は3群間でオーバーラップし, 胎便成分の検出には特異的でなく, 一方UFMI値は3群間で有意差をもって解離し, 新生児の臨床症状とも一致していた.その理由はUMI では胎便成分のZn-CPとともに胎児尿成分であるCPの吸光を測定しているが, UFMIでは胎便に特異的なZn-CPのみを螢光測定している点にある.よって, UMIと比較して, UFMIがより有効なMASの診断法となることが判明した.}, pages = {719--726}, title = {螢光を用いた胎便吸引症候群 (MAS) の特異的診断法に関する研究}, volume = {42}, year = {1990} }