@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000122, author = {小林, 浩 and KOBAYASHI, Hiroshi and 早田, 隆 and HAYATA, Takashi and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko and 川島, 吉良 and KAWASHIMA, Yoshiro}, issue = {12}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Dec}, note = {進行卵巣癌に対して寛解導入化学療法としてCisplatin (CDDP), Adriamycin (ADM), Cyclophosphamide (CPM)三剤併用化学療法を施行した症例 (以下induction PAC療法群と略す) と, 寛解導入化学療法のみならず外来維持化学療法でも周期的にPAC療法を施行した症例 (以下cyclic PAC療法群と略す) の有効性を生存曲線により比較検討した. 検討したのはIII期以上の進行卵巣癌症例であり, induction PAC療法群の68例とcyclic PAC療法群の17例である.両者の背景因子として患者初診時年齢, 臨床進行期 (III期, IV期), 手術術式, 組織型, 寛解導入化学療法としてのPAC療法の施行回数, 奏効率, 手術および寛解導入化学療法後の残存腫瘍の部位, CA125低下率を比較したが, いずれもχ2検定で有意差を認めなかった.一方, 抗癌剤の平均総使用量は前者がCDDP360mg, ADM235mg, CPM2,246mg, 後者はCDDP592mg, ADM490mg, CPM4,642mgであり後者が前者の約2倍の使用量であった. Kaplan-Meier法による生存期間はinduction PAC療法群の1, 2, 3および5年生存率はそれぞれ, 88.2, 50.0, 28.0および8.8%であり平均生存期間は23ヵ月であった.また, cyclic PAC療法群は2年生存率94.1%と両者に有意差を認めた (p<0.01). 外来維持療法中のcyclic PAC療法に関しては自覚的副作用である消化器症状および他覚的副作用である腎毒性をほぼ抑制することができ, 2日間の入院で実施することが可能なregimenであり, 患者のquality of lifeを損なわない治療法であることが実証された.}, pages = {1936--1942}, title = {進行卵巣癌に対する周期的Cisplatin, Adriamycin, Cyclophosphamide併用化学療法 (cyclic PAC療法) の検討}, volume = {41}, year = {1989} }