@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000123, author = {前田, 真 and MAEDA, Makoto and 杉村, 基 and SUGIMURA, Motoi and 小林, 隆夫 and KOBAYASHI, Takao and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko and 川島, 吉良 and KAWASHIMA, Yoshiro and 佐橋, 良雄 and SABASHI, Yoshio and 中島, 清 and NAKAJIMA, Kiyoshi and 内田, 智康 and UCHIDA, Tomoyasu and 長野, 寿久 and NAGANO, Toshihisa and 甲田, 誠 and KOUDA, Makoto}, issue = {12}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Dec}, note = {絨毛癌の治療成績は, 有効な制癌剤の開発や, 新たな多剤併用化学療法, 積極的な手術療法, 放射線療法などによる集学的治療により, 飛躍的に向上している.さらに, 絨毛性疾患登録管理制度の普及が絨毛癌の早期発見早期治療を可能にしたということも, その一因であろう. 静岡県では, 昭和52年度より絨毛性疾患登録管理制度を実施しており, 今回, 過去12年間の登録成績に検討を加え, 併せて最近の傾向から, 今後の問題点についても触れてみた. 1) 過去12年間に, 胞状奇胎1,925例, 侵入胞状奇胎68例, 存続絨毛症70例, 絨毛癌48例が発生し登録され, その登録率は97.4%であった. 2) 登録開始初期には, 胞状奇胎は, 毎年180例前後発生していたものが, その後の出生数の減少に伴い, 最近では年間140例前後にまで減少している. また, 侵入胞状奇胎, 存続絨毛症はさほど減少していないが, 絨毛癌に限ってみれば, その発生数は明らかに減少傾向にあり, とくに最近では激減してきている. 3) 絨毛癌および臨床的絨毛癌を先行妊娠別にその年度推移について検討してみると, 登録初期には胞状奇胎後に発生した絨毛癌がその多くを占めていたが, その後の胞状奇胎後発症例の減少により, 絨毛癌は減少してきている. しかし, 胞状奇胎以外の妊娠後に発生する絨毛癌は決して減少しておらず, 最近ではその占める比率が上昇してきた. なかでも正常分娩後産褥期に発症した症例が多くみられ, 自験例によれば, 早期診断例では治療期間が短期となり, 早期発見が, その予後を左右する因子の一つであることが判明した. 以上のように絨毛癌は著減したが, 胞状奇胎を先行妊娠としない絨毛癌についてはこの登録管理制度の外にあるため, 決して減少しておらず, 早期診断に手間取る例もある. 今後, 絨毛癌の治療成績をさらに向上させるには, 正常分娩症例にも管理の目を向ける必要があろう.}, pages = {1921--1928}, title = {静岡県における過去12年間の絨毛性疾患登録成績 ―とくに最近の傾向と正常分娩後絨毛癌について―}, volume = {41}, year = {1989} }