@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00000127, author = {小林, 浩 and KOBAYASHI, Hiroshi and 住本, 和博 and SUMITOMO, Kazuhiro and 寺尾, 俊彦 and TERAO, Toshihiko and 川島, 吉良 and KAWASHIMA, Yoshiro}, issue = {10}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌, Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica}, month = {Oct}, note = {卵巣癌患者を早期発見するための血清学的癌診断における腫瘍マーカーの有用性を診断効率の点から検討した.すなわち, 8種類の腫瘍マーカー, CA125, SLX, CA72-4, TPA, Fr, CEA, CA19-9, SCCを測定してどの組合せが最良の診断効率を示すかを検討した.なお, 診断効率をsensitivity×specificityにより計算した. 単独の腫瘍マーカーではCA125の診断効率が0.50と最適であつた.2種類の腫瘍マーカーではCA125とCA72-4の組合せが診断効率0.53と最高値を示した.3種類の腫瘍マーカーではCA125, CA72-4とSLXの組合せが0.65と最良の診断効率であつた.4種類の腫瘍マーカーではCA125, CA72-4, SLX とCA19-9の組合せが診断効率0.63を示した.5種類の腫瘍マーカーではCA125, CA72-4, SLX, CA19-9とTPAの組合せが診断効率0.59を示した.6種類の腫瘍マーカーではCA125, CA72-4, SLX, CA19-9, TPAとFrの組合せが診断効率0.53を示した.7種類ではCA 125, CA 72-4, SLX, CA19-9, TPA, FrとCEAの組合せの診断効率が0.51を示した.8種類全部を組合せると診断効率は0.51と低下した. すなわち, 卵巣癌患者の早期発見における腫瘍マーカー測定のcost performanceを考えると, 腫瘍マーカーの種類が増えるほどsensitivityは上昇するがspecificityが低下するため, 現時点ではCA125, CA72-4, SLXの3種類の腫瘍マーカーを用いるのが診断効率の点で最良のcombination assay (sensitivity 90.3%, specificity 72.1%) であると結論できた.}, pages = {1501--1506}, title = {腫瘍マーカーを利用した卵巣癌患者の血清学的診断 ―診断効率の点から―}, volume = {41}, year = {1989} }