@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00001937, author = {小林, 浩 and 川島, 吉良}, issue = {11}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌}, month = {Nov}, note = {III期以上の進行卵巣癌患者で寛解導入化学療法としてCisplatin(CDDP), Adriamycin(ADM), Cyclophosphamide (CPM)の3剤併用化学療法を施行した68例について, 治療後3年未満で死亡した症例(死亡例)49例と3年以上生存した症例(生存例)19例の背景因子を比較検討し, 数量化理論I類により生存期間に影響をおよぼす因子を抽出し, 重症度により各因子に1, 2, 3点と重みづけをして合計点数により予後を推定する予後推定スコアー表を作成し, 生存期間との相関を検討した. 進行卵巣癌の予後に関連する因子として, その影響の大きい順に, 手術術式, 治療後残存腫瘍の部位, 腹膜播種の程度, CA 125低下率, Performance Status (PS)および組織型の6項目が選択された. その結果, 生存期間3年以内の症例に関しては, 生存期間と予後推定スコアーとはY=1.286X-3.429〔X :予後推定スコアー, Y:生存期間(月数)〕という正の相関関係が得られた. 全症例にこの式を適応させた結果, 予後推定スコアーが17点以内にあれば84.2%の患者が21カ月以内に死亡していることが判明した. 一方, 3年以上生存例の89.5%が18点以上のスコアーを有していたが, 生存期間との相関は認められなかつた. 今回の予後推定スコアーは主に腫瘍側因子により生存期間を推定する試みであり, 21カ月未満で死亡する予後の不良な症例の選択には有効な手段であり, 治療法の個別化に役立つものと思われる.}, pages = {1783--1790}, title = {進行卵巣癌における予後推定スコアー作成の試み}, volume = {41}, year = {1989} }