@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00001954, author = {藤井, 俊朗 and 前田, 真 and 川島, 吉良}, issue = {3}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌}, month = {Mar}, note = {化学療法を成功させるために近年各種の制癌剤感受性試験が開発,実施されている.しかしそれらの方法も判定までに長時間を要したり,技術的に容易ではないなど実際の治療に役立つことは少ない.そこで今回我々は,従来のclonogenicassay法などとは違い,短期間で判定でき,また放射性同位元素も使用しない簡便な制癌剤感受性試験を開発した.方法:手術により得られた卵巣癌,絨毛癌の腫瘍組織からトリプシン処理にて,単一細胞浮遊液を作製した.この癌細胞浮遊液と制癌剤(4-hydroperoxy cyclophosphamide, Etoposide, Adriamycin, Cisplatinum)とを96wellのマイクロプレート内にて37℃,5%C0_2下で48時間培養した.培養終了後,上清を捨て,リソ酸緩衝液(PBS)にて洗浄後,メタノール固定し,死細胞を除去した.制癌剤にて死滅せず,メタノール固定を受けた付着細胞をクリスタルヴィオレットにて染色した.更にラウリル硫酸を加え,染色された細胞を破壊し,上清中に溶出した色素量をオートリーダ(OD540nm)にて測定した.結果:1)本法法は制癌剤に対する感受性を5x10^3~1x10^4の少ない細胞数で,しかも48時間で判定可能であった.2)本方法による薬剤感受性の結果はisotope uptakeを指標とした制癌剤感受性試験の結果と類似性を示した.3)卵巣癌19例,絨毛癌3例に本方法を施行し,薬剤に対する感受性を判定可能であったのは17例,77%であり,他の感受性試験に比べて高率であった.}, pages = {352--358}, title = {クリスタルヴィオレット取り込みを指標とした簡便な制癌剤感受性試験}, volume = {39}, year = {1987} }