@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00001956, author = {小林, 浩 and 川島, 吉良}, issue = {1}, journal = {日本産科婦人科學會雜誌}, month = {Jan}, note = {卵巣癌患者の経過観察における腫瘍マーカーとしての血清Sialyl Le^x-i値測定の有用性につき, 治療経過に伴う変動, 再発時期における血清値の変動および臨床的再発と診断された時期までのtime lagに関して検討した。1. 治療経過に伴う血清Sialyl Le^x-i値の変動: 治療前血清Sialyl Le^x-i値の平均値±標準偏差は90.7±149.6 unit/mlであり, 寛解導入治療後予後良好群では12例中11例がcut off値の38 unit/ml以下に低下したが, 予後不良群では26例中14例しかcut off値以下にならなかった。また, 再発時の血清Sialyl Le^x-i値は300.2±244.5 unit/mlであった。2. 臨床的再発確認時期と血清Sialyl Lex-i値との関係: 臨床的再発確認時期以前に血清Sialyl Le^x-i値が38 unit/ml以上に上昇したのは26例中9例, 34.6%であり, これらの症例における平均time lagは3.1週であった。3. 他の腫傷マーカーとの併用による経過観察例: 再発を認めた29例中血清Sialyl Le^x-i値が治療経過を的確に反映したと思われる4例を経験した。この4症例はCA 125, TPA, CEAよりも治療経過を鋭敏に反映した。以上より, 卵巣癌患者の外来経過観察におけるSialyl Le^x-i測定は治療経過のモニタリングや予後推定のために十分役立つことが証明された。}, pages = {15--19}, title = {卵巣癌患者経過観察における血清Sialyl Le^x-i値測定の有用性}, volume = {41}, year = {1989} }