@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:02000077, author = {加藤, 明彦}, issue = {13}, journal = {臨牀透析, The Japanese Journal of Clinical Dialysis}, month = {Dec}, note = {透析患者の認知症・認知機能低下に対する栄養学的な成因として,食事摂取不足による栄養障害に加え,高リン血症,ビタミンD不足,二次性副甲状腺機能亢進症などの CKD-MBD の病態が関与する. 地域居住高齢者において認知症予防に最も有用な食事は,果物,野菜,魚介類に加え,ナッツ類,オリーブオイル類,乳製品,豆類,ワインなどを含む「地中海食のような食事」,すなわち plant-based diets である.和食と比べて食塩が少なく,カリウム,カルシウム,マグネシウム,食物繊維が豊富に含まれる特徴がある.一方,認知症の予防にビタミンB群を含むサプリメントを投与することは推奨されていない. 現在,透析患者の認知症・認知機能低下に対する plant-based diets の有用性は明らかでない.少人数であるものの,ビタミンB類やL-カルニチンの投与によって認知機能低下が改善したことが報告されているが,エビデンスレベルは低い.現実には,認知機能低下はフレイルと密接に関連するため,フレイル予防の食事・栄養療法が認知機能低下の予防にも有用と思われる.}, pages = {1665--1672}, title = {12. 認知機能低下を有する透析患者の食事・栄養療法}, volume = {38}, year = {2022} }