@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00002871, author = {熊澤, 理紗 and 村上, 浩雄 and 向, 亜紀 and 上田, めぐみ and 鈴木, 崇公 and 向, 麻利 and 幸村, 友季子 and 古田, 直美 and 内田, 季之 and 鈴木, 一有 and 杉原, 一廣 and 伊東, 宏晃 and 金山, 尚裕}, issue = {1}, journal = {静岡産科婦人科学会雑誌}, month = {May}, note = {妊娠中期に発症した重症敗血症性DICの一例を経験した。症例は27歳、初妊初産婦、A産婦人科で妊婦健診を受けていた。妊娠22週2日、関節痛と37℃台の発熱があり、複数の内科を受診したがいずれもインフルエンザ検査は陰性であるとして、解熱鎮痛薬や葛根湯を処方された。しかし、症状が改善しないため、A産婦人科を受診し、妊娠22週5日に当院救急外来を紹介され、セフカペンピボキシル塩酸塩の投与を受けた。発熱と全身倦怠感が続くため妊娠23週0日に当科を受診した。軽度の意識障害、発熱、頻脈、頻呼吸に加え、肝機能障害、腎機能障害を認めた。SIRSの定義4項目中3項目に該当し、産科DICスコアは13点であり、重症敗血症性DICによる多臓器不全と診断し、ICU管理とした。A群溶連菌感染症を念頭に複数の抗生剤ならびにγグロブリン製剤を投与しつつ、抗DIC療法を開始した。同日死産となったが、母体の全身状態は次第に改善し、23日目に退院となった。施行した各種培養検査で原因菌は検出されなかった。妊婦に発熱を認める場合、細菌感染の可能性を念頭におき、早期診断、治療を行う事が重要であると思われた。}, pages = {41--46}, title = {妊娠中期に発症した重症敗血症の一例}, volume = {5}, year = {2016} }