@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00003181, author = {竹原, 啓 and 土井, 貴之 and 柏木, 唯衣 and 山田, 智子}, issue = {1}, journal = {静岡産科婦人科学会雑誌}, month = {Mar}, note = {症例は33歳、1経産。妊娠36週5日に、超音波検査にて胎児腹腔内に直径3 cmの嚢胞性病変を指摘した。胎児MRI検査から当初は膀胱憩室を疑った。妊娠38週4日に2830 g、男児、Apgar score 9/10を経腟分娩した。児は出生後より哺乳がやや緩慢であった。日齢2のMRI検査で嚢胞は4 cmに増大、腸管に隣接し、消化管重複症やメッケル憩室等が疑われた。日齢3の腹部レントゲン検査で、胃泡の拡張と大量の小腸ガスを認め、腸閉塞の診断で総合周産期センターに救急搬送し、同日緊急手術となった。4 cmの回盲部嚢胞を軸として回腸が反時計回りに720度捻転しており、嚢胞を含めた虚血壊死部を切除し、回腸端々吻合が行われた。組織学的検査で消化管重複症と診断された。術後経過は良好で日齢16に退院となった。胎児腹部嚢胞性病変を指摘した際は消化管重複症を念頭に置き、児に腸閉塞様の症状が出現した場合には、腸軸捻転を想定する必要がある。}, pages = {49--54}, title = {胎児期より腹腔内嚢胞を指摘され、出生3日目に小腸軸捻転を来した消化管重複症の一例}, volume = {7}, year = {2018} }