@article{oai:hama-med.repo.nii.ac.jp:00003183, author = {松木, 翔太郎 and 矢田, 大輔 and 東堂, 祐介 and 鈴木, 崇公 and 小田, 彩子 and 長谷川, 瑛 and 鈴木, 康之}, issue = {1}, journal = {静岡産科婦人科学会雑誌}, month = {Mar}, note = {分子標的薬であるBevacizumab(Bev)の重篤な副作用として消化管穿孔が挙げられる。今回我々は卵巣癌術後に腹腔内膿瘍を形成し、膿瘍治療後にPaclitaxel+Carboplatin(TC)+Bev療法を行い、S状結腸穿孔を発症した症例を経験したので報告する。症例は51歳。腹部膨満感を主訴に当科を受診した。MRI検査では両側の付属器腫瘤と大量腹水を認めた。卵巣癌の疑いで手術を施行し、術後診断は卵巣癌(endometrioid adenocarcinoma)、手術進行期はⅢB期(pT3bN1M0)であった。術後に腹腔内に血腫を形成し、それが原因で腹腔内膿瘍を形成したため抗菌薬治療を施行した。術後化学療法としてTC+Bev療法を行い、維持療法としてBev単独で9コース目を投与後にS状結腸穿孔を発症した。現在はCR(complete response)となり、経過観察中である。Bev投与の際の消化管穿孔を発症するリスク因子は、消化管の炎症と報告されている。本症例では腹腔内膿瘍治療後にBevを使用してS状結腸穿孔を発症した。慎重な症例選択を行い、合併症のリスクに注意を払う必要性を再認識させられた。}, pages = {61--67}, title = {卵巣癌手術後に腹腔内膿瘍を形成しBevacizumab併用化学療法中にS状結腸穿孔を発症した1例}, volume = {7}, year = {2018} }